【特別レポート】インクルーシブ避難所運営ゲーム 

避難所の運営をシミュレーションするコミュニケーションゲーム「HUG」を外国の人や障害のある人たちと一緒に体験してみたら

◉開催日時:2023年12月10日(日)14:00 〜16:30 ◉開催場所:なか区民活動センター 参加人数:25名


2024年3月10日現在


避難所の運営をシミュレーションするコミュニケーションゲーム「HUG」を外国の人や障害のある人たちと一緒に体験してみたい。はじまりはそんな何気ない発想でした。

 

HUG(避難所運営ゲーム)は、避難所となった小学校をどう区切り、どう被災者を受け入れていくのかを考えるタイムトライアルゲーム。対応にまごつき、チームとしてどうしていくのか判断に迷う内容になっています。

 

視覚に障害がある人、聴覚に障害がある人、文化や社会的背景も言語も違う外国の人が運営に加わるとなると、円滑にはいかないだろうとは思っていました。意外とうまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともありました。定員には限りがあり、参加できなかった人にも、この混乱の中で得た学びをお伝えしたいと、しっかりと記録をつけていました。 発見したことや掴んだコツなどを含めここに記録します。

 

関東大震災から100年だった2023年に、あらためて防災や災害時の助け合いについて考える中で生まれた企画です。 2024年の初日に石川県で大地震が起こり公設私設さまざまな避難所が開設されていく様子を目にして、日常から災害時の行動について考えておくことの大切さを実感しています。 この体験から得た学びを、早く多くの方に伝えたいという気持ちを大きくしました。

 

2024年1月